住まいの品格を高める!自然と調和するエクステリアのポイント
- yoshimura821
- 9月2日
- 読了時間: 12分
更新日:9月4日
エクステリアは、住まいの印象を大きく左右するほど重要です。門まわりやアプローチ、植栽が調和してこそ、建物全体が引き立ち、暮らしの質も自然と高まります。ただし、使い勝手だけでなく、心地よさと美しさを兼ね備えたエクステリアをつくることが大切です。自然素材の質感や端正なラインは、華美な装飾よりも落ち着いた上質さをもたらし、年月とともに味わいを増していくでしょう。この記事では、住まいの品格を高め、自然と調和するエクステリアを実現するためのポイントを、実際の施工事例とともにご紹介します。
住まいの品格を左右する、庭とエクステリアの役割
庭や外まわりのデザイン、設備全体を指すエクステリアは、住まいの品格に大きく影響を与えます。門扉やフェンス、玄関までのアプローチ、ウッドデッキ、花壇など、細部の選び方ひとつで、住まい全体の品格や暮らしの快適さが変わります。
オープンデザインは、庭を囲まず開放感を重視した設計です。緑や景観との一体感を楽しみたい方、柔らかく開放的な雰囲気を好む方におすすめですが、プライバシー面や防犯面で不安を感じやすいのが特徴です。一方でクローズドデザインは、フェンスや塀で庭を囲み、プライバシー面や防犯面を重視した設計なので、落ち着きと安心感を得られるでしょう。ただし、閉塞感を感じやすいため、開放感に劣ってしまうのがデメリットです。
オープンガーデンとクローズドガーデンの課題を解決するのが、セミクローズドガーデンです。セミクローズドデザインは、庭を部分的に囲むことで安心感と開放感を両立するため、機能性とデザイン性を両立させたい方に最適といえます。
エクステリアは、単に見た目を整えるだけでなく、住まいの価値と暮らしやすさを両立させるための設計の核ともいえるでしょう。どのデザインを選ぶかは、暮らし方や重視する価値に合わせて決めることが大切です。

庭の価値を高めるエクステリアづくりのポイント
庭のエクステリアを検討する際は、ただ設備を並べるだけでなく、暮らしの目的や庭の美しさ、長期的な維持性を考慮することが重要です。どのように庭を使いたいか、どのような印象に仕上げたいかを明確にすることで、設計の方向性が定まります。庭でガーデニングを楽しむのか、ペットや子どもと過ごす場所にするのか、それともプライベートな寛ぎの空間として活用するのかなど、上質な庭づくりで大切なことは目的に応じて設備や素材を選ぶことです。
また、木や植物を植える際は、将来的な成長や手入れのしやすさも考慮することが大切です。庭の美しさを長く保つためには、素材選びや配置にも気を配る必要があります。日々の暮らしにゆとりをもたらしながら、住まい全体の品格を高める庭が完成させましょう。
庭の将来性を考慮する
庭は、日々の暮らしを豊かにするだけでなく、将来的なライフスタイルにも柔軟に対応できる設計が求められます。ガーデニングを楽しむ方には、眺めながらリラックスできる空間が理想的でしょう。また、ペットや子どもと遊べる場所、屋外で趣味やくつろぎの時間を楽しむスペースとしても活用できます。
庭の使い方を明確にすることで、ウッドデッキや花壇、照明など必要な設備を最適に配置でき、暮らしに寄り添った庭が実現します。さらに、木や植物を選ぶ際には、成長後の大きさやお手入れの手間、枯れた後の対応まで考慮することが大切です。将来性まで考え抜いた設計により、美しさと快適さを長く保つ庭が実現します。
庭の個性を際立たせるデザインを選ぶ
庭のデザインには、洋風や和風、ナチュラル、シンプルなど、さまざまなスタイルがあり、それぞれに異なる魅力があります。
ヨーロッパの庭を思わせる洋風デザインは、緑や花の美しさを引き立て、落ち着きと優雅さを演出します。日本の伝統を感じられる和風デザインは、静かで格調高い雰囲気をもたらすのが特徴です。ナチュラルデザインは、自然素材や植栽を生かして庭に温かみや開放感を与えます。シンプルデザインは、必要最低限の設備で整えながらも、洗練された空間を演出します。
どのデザインを選ぶかは、建物との調和や庭で過ごす時間の過ごし方に合わせることが大切です。庭と住まいの統一感を意識することで、日々の暮らしに上質な彩りを加えることができます。
庭の印象を決めるエクステリアの種類
庭のデザインが決まったら、次は門扉や玄関アプローチ、ウッドデッキなど、庭の印象を形づくるエクステリアを選びます。エクステリアは、見た目の美しさだけでなく、暮らしやすさや安全性にも直結する重要な要素です。
門扉ひとつで防犯性が高まり、住宅の第一印象を格上げできます。玄関アプローチは、素材選びやデザインによって庭全体の雰囲気を統一し、毎日の動線を快適にします。ウッドデッキやスタンプコンクリートなどの屋外スペースは、家族や友人と過ごす時間を豊かにし、趣味やくつろぎの時間をさらに楽しめる場所に変わるでしょう。
庭全体の統一感を意識し、デザイン性と機能性を兼ね備えたエクステリアを取り入れることで、住まいの品格を高めながら、日々の暮らしに上質な時間をもたらすことができます。
門扉
門扉は、庭や住まいの第一印象を大きく左右します。デザイン次第で住宅全体の格を高め、防犯性も確保できるため、暮らしの安心感を高められるでしょう。クラシックやモダン、和風などさまざまなスタイルがあり、住まいの雰囲気や好みに合わせて選ぶことができます。
上質な素材や細部にまでこだわった設計を取り入れることで、日常の風景にさりげない高級感を演出できます。門扉は、住まいの品格と安全性を両立させながら、長く楽しめるエクステリアの核ともいえる存在です。
玄関アプローチ
玄関アプローチは、門から玄関までの動線であり、庭や住まいの雰囲気を最初に感じられる場所です。タイルやレンガ、天然石など素材選びで、庭全体の印象を統一しながら上質な雰囲気を演出できます。
玄関アプローチは、日々の生活で家族が行き来する場所でもあるため、耐久性やメンテナンスのしやすさも重要です。機能性と美しさを兼ね備えた素材やデザインを選ぶことで、毎日の暮らしの中でさりげなく品格を感じられる空間に仕上がります。
ウッドデッキ
ウッドデッキは、庭に自然で開放的な印象を与え、家族や友人との時間を豊かにするエクステリアです。屋外でのティータイムやバーベキュー、趣味のスペースとしても活用でき、暮らしの質を高める重要な場所となります。
室内からウッドデッキへ直接アクセスできる設計にすることで、洗濯物を干すなどの家事動線も快適になります。素材や施工方法にこだわれば、長期間にわたって美しい状態を保ちつつ、庭全体の統一感と品格を高めることができるでしょう。
美しさを保ちながら快適に過ごせる庭の管理
庭に緑や植物を取り入れると、自然の息吹を感じられる豊かな空間になります。しかし、日々の水やりや雑草の処理、害虫対策など、管理の手間も考慮する必要があります。
エクステリアは、手間を最小限にしつつ美しい状態を保てる設計が理想です。人工芝やメンテナンスの簡単な植栽、スタンプコンクリートなどを組み合わせることで、長期間にわたって庭の美しさを維持できます。見た目の洗練さと暮らしやすさを両立させることで、庭は単なる空間ではなく、心地よい日常の一部として楽しめるでしょう。
理想の庭を叶えるエクステリア工事の費用
庭やエクステリアにこだわる際には、あらかじめ費用を把握しておくことが大切です。施工費用は庭の規模や素材、設備の選び方によって変動しますが、住まい全体の価値や快適さを高める投資として考えると納得のいく費用配分が可能です。
エクステリア工事を依頼する前に、どの程度の設備を取り入れるか、どの素材を選ぶかを明確にしておくと、理想の庭を計画的に実現できます。費用はあくまでも目安ですが、庭のデザイン性や機能性を高めるために必要な情報として参考にしてください。
エクステリア工事の費用:住宅価格の10%程度
一般的に、エクステリア工事にかかる費用は、住宅の建設費用の約10%が目安です。たとえば、5,000万円の住宅であれば、エクステリア工事費は500万円程度が標準的です。
ただし、使用する素材や設備のグレード、施工のこだわり度合いによって費用は上下します。理想の庭づくりを叶えるためには、見た目の美しさや独自性、快適な暮らしを実現するための設備が増えることもあるでしょう。暮らしに寄り添った理想の庭をつくる場合は、標準的な目安より高額になることがあります。事前に予算感を整理し、優先順位を明確にすることで、納得感のあるエクステリア工事を進められます。
庭の施工費用:50〜100万円以上が目安
庭の広さや設備の内容によって、施工費用は50万円、時には100万円以上になることもあります。芝生や庭石、花壇など、庭の印象を高めるアイテムを取り入れると、それぞれ費用がかかるためです。
デザイン性と機能性、安全性まで考慮した庭は、見た目の洗練さや独自性、快適な使用感を重視した設備を選ぶことも多く、標準的な費用より高額になることもあります。理想の庭を実現するためには、どの設備に重点を置くかを明確にして、部分的な優先順位を決めることが大切です。
庭の植栽費用:5〜10万円以上が目安
庭の植栽費用は、庭の広さや植える植物の種類によって変わりますが、一般的には5〜10万円以上が目安です。大きな樹木や季節ごとの花を取り入れると、庭全体の印象を大きく変え、玄関周りの目隠しやプライバシー確保にも役立ちます。
家族全員が安心して暮らすためには、庭の美しさや機能性を高める植栽選びが重要です。育てやすさや成長後の大きさ、手入れの負担を考慮しながら、庭の印象を最大限に引き立てる植物を選びましょう。また、植える本数や種類によって費用も変わるため、予算とのバランスを見ながら計画することが大切です。
庭の魅力を引き立てるエクステリア施工例
当社では、デザイン性と機能性、安全性を兼ね備えた庭の施工実績が豊富にあります。庭の印象を左右する素材選びや、使い勝手、手入れのしやすさまで考慮した施工例は、これから庭づくりを検討する方にとって参考になるでしょう。
理想の庭づくりを叶えるためには、単なる装飾ではなく、日常の快適さやプライベート空間の豊かさを意識した設計がポイントです。ここでは、庭の雰囲気を格上げするエクステリア施工の事例をいくつかご紹介します。
人工芝で美しさと清潔さを保つ庭
庭に芝生を敷くと自然豊かな印象を楽しめますが、雑草の処理や水やりなど日々の手間がかかります。人工芝を選べば、常に美しい状態を簡単に保てるため、手入れに時間をかけられない方や、年間を通して緑の美しさを楽しみたい方に最適です。
こちらの施工例では、枕木をアクセントにしたシンプルながら洗練されたデザインが特徴です。庭の管理を容易にしながらも、上質で落ち着いた雰囲気を演出できます。理想の庭づくりでは、見た目の美しさと使い勝手を両立させることがポイントです。
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ファイヤーピットでBBQや焚き火を楽しめる庭
自宅でアウトドア気分を楽しみたい方は、ファイヤーピットを設置するのも良いでしょう。庭にファイヤーピットを設置すれば、BBQや焚火を気軽に楽しめ、家族や友人との時間をより豊かに演出できます。
土間部分にスタンプコンクリートを用いることで、火を使った後も簡単に掃除でき、日々のメンテナンスも安心です。ファイヤーピットを中心に据えた空間設計は、庭を日常の延長として楽しむための上質なプライベートスペースを実現します。
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コンパクトな花壇を設置した洗練された庭
庭で植物を楽しみたい一方で、ガーデニングに時間をかけられない方には、コンパクトな花壇の設置がおすすめです。限られたスペースでも、花壇の配置や植物の選び方次第で、庭全体に印象的なアクセントを与えられます。
こちらの施工例では、長いアプローチの中心に花壇を設置することで、訪れる人の目を引くデザインに仕上げています。植物の世話が最小限で済むにもかかわらず、季節ごとの花や緑の美しさを日常的に楽しめるのが魅力です。控えめながらも上質な演出を加えることで、庭全体の洗練された雰囲気をつくれるでしょう。
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スタンプコンクリートを施した快適で美しい庭
庭のウッドデッキは人気がありますが、木材を使用すると腐食や害虫のリスクがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。一方でスタンプコンクリートを採用すれば、耐久性が高く、腐食や害虫の心配なく、長く美しい状態を保つことができます。
コンクリートに木目調の型を押すことで、見た目も本格的なウッドデッキの雰囲気を演出できます。家具やプールを置くなど、用途に応じて自由に使えるのも魅力です。利便性と美しさを兼ね備えたエクステリアを設計すれば、上質なアウトドアライフを送れるでしょう。
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素材を組み合わせ、洗練さをプラスさせた庭
限られたスペースの庭でも、異なる素材や仕上げを組み合わせることで、立体感やメリハリのある印象を演出可能です。たとえば、スタンプコンクリートを複数組み合わせると、シンプルながらも視覚的に豊かな空間に仕上がります。
木材、天然石、タイルなどの素材を取り入れる場合、施工日数が増えることがあります。一方でスタンプコンクリートなら、コンクリートに型を押すだけで施工ができるため、短期間で高級感のあるデザインを実現できるのが魅力です。
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まとめ
庭のエクステリアは、住まいの美しさや快適さ、さらには資産価値にまで影響を与えます。エクステリアを設計する際は、デザイン性だけでなく、機能性や安全性、将来性も意識しながら素材や設備を選ぶことが重要です。エクステリアにこだわることで、日々の暮らしをより豊かにし、上質な住空間を実現できます。吉村建設の外構ブランド「フルフィルガーデン」では、緻密な設計と職人技による施工で、自然と調和した美しい庭づくりを提供しています。プライベート空間をつくりたい方は、お気軽にお問い合わせください。