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​コラム

ライフステージに寄り添う、機能性とデザインを兼ね備えた上質な外構設計

  • yoshimura821
  • 8月18日
  • 読了時間: 9分

年齢を重ねても、住まいは上質な空間として輝き続けてほしいものです。外構におけるバリアフリー設計は、家族の介護だけでなく、美しさと快適さを両立させるために重要です。洗練された外構デザインによって、家族全員が安心して暮らせる環境を整えながら、資産価値を高めることもできます。この記事では、ライフステージに寄り添いながら、機能美とデザインを兼ね備えた上質な外構設計の考え方についてご紹介します。


快適さと美しさを支える外構バリアフリーの考え方

バリアフリーとは、日常生活の中で感じるさまざまな「障害(バリア)」を取り除き、誰もが安心して暮らせるように工夫する設計の考え方を指します。外構においても、段差の解消や手すり・スロープの設置といった機能的な要素だけでなく、動線の快適さや空間全体の調和が求められます。


ご高齢の方や体の不自由な方だけでなく、子どもやペット、介護を担うご家族までもがストレスなく過ごせる環境は、家族全員にとっての安心につながるでしょう。さらに、美しく設計された外構は、日常の快適性を高めるだけでなく、住まい全体の価値を引き上げる大切な要素にもなります。


今後も少子高齢化が進むなかで、外構におけるバリアフリーは、必要性から選ばれる上質な暮らしのスタンダードへと進化していくでしょう。


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機能美とデザインを両立する外構バリアフリーのポイント

外構をバリアフリー化することで、ご高齢の方や体の不自由な方だけでなく、家族全員が快適に暮らせる空間が実現します。重要なのは、単に設備を設置するだけでなく、住まい全体のデザインと調和させることです。美しい外構デザインを損なわず、日々の生活動線に無理のない設計を心がけることで、使い勝手の良さと上質な雰囲気を両立させることができます。


家族全員が心地よく過ごせる上質な外構デザイン

手すりやスロープを設置したバリアフリー外構は、機能性だけでなく、家族全員が快適に過ごせる生活動線を意識することが重要です。車いすでの出入りや自転車の駐輪、ペットの移動など、日々の暮らしに合わせた工夫を取り入れることで、無理のない動線と快適性を両立できます。


さらに、外構全体のデザインとの調和も欠かせません。エクステリアに自然に溶け込むバリアフリー設備を選ぶことで、住まいの統一感を保ちながら上質な空間を演出できます。施工実績豊富な専門業者に相談すれば、理想のデザインに沿った最適な設備提案を受けられ、後からの追加工事も安心です。ホームページの施工事例などを参考に、具体的なイメージを膨らませてみましょう。


吉村建設の外構ブランド「フルフィルガーデン」では、美しさだけでなく、ご家族が心から安心して暮らせる環境をつくり、日々の暮らしに寄り添うご提案をしています。


介護の目線で考える機能美あふれる外構

バリアフリー設備を選ぶ際には、実際に介護される側の視点を取り入れることが重要です。傾斜地に昇降機を設置する場合でも、車いすからの移動が負担にならないかを確認することが必要です。このような場合は、車いすごと移動できるリフトの導入も検討しましょう。


また、デザイン性の高いタイルや石畳は魅力的ですが、車いすでの移動時の振動や使い勝手も考慮することが大切です。夜間の出入りを想定し、足元を優しく照らす照明を取り入れることで、安全性と快適性を両立させられます。


車いすでの移動したり視線を低くして確認したりするなど、介護される側の目線で住まいをチェックしましょう。家族で話し合いながら本当に必要な設備を見極めることが、上質なバリアフリー外構づくりにつながります。


段差を最小限にして快適な動線

外構に階段を設置せざるを得ない場合でも、将来的に介護が必要になることを考慮して、高低差をできるだけ少なくすることが重要です。歩いていると気にならない小さな段差でも、車いすでの移動には大きな負担になることがあります。必要に応じてスロープを設けることで、誰もが安全かつ快適に移動できる環境を整えられます。


また、庭先にウッドデッキを設置する外構工事も、バリアフリー施工のひとつです。広めのデッキを設ければ、室内と室外の行き来がスムーズになり、物干しスペースとして活用することで段差の解消にもつながります。


知っておきたい!外構バリアフリー施工の助成制度

外構工事やリフォームで介護目的のバリアフリー施工を行う場合は、活用できる助成制度を知っておくと安心です。介護保険制度のひとつである「高齢者住宅改修費用助成制度」では、介護を目的とした住宅の改装に対して、最大20万円(工事費用の9割まで)が支給されます。1度きりの支給でなく、介護認定が上がると再度受けられる場合もあります。


適用条件は以下の通りです。


  • 要介護または要支援の認定を受けている家族がいる

  • 制度の対象となる外構工事を行う


対象となる外構工事は、手すりやスロープ、滑り止め設置などの施工です。施工前に制度の詳細を確認し、自宅の工事が対象になるかをチェックしておくと安心です。


また、国からの助成だけでなく、各自治体が独自に介護向け外構工事やリフォームに対して助成制度を設けている場合もあります。全国的に高齢化が進むなか、制度内容の変更や新制度の施行があるため、定期的に確認しておくとよいでしょう。


資金面に余裕がある場合でも、助成制度を活用することで、より柔軟にデザインや設備を選ぶことができます。安心と安全をさらに確保しながら、理想のバリアフリー外構を実現できるでしょう。


洗練された暮らしを支えるバリアフリー外構の4つのポイント

バリアフリー外構を取り入れる際は、施工業者の信頼性や助成制度の活用、そして将来を見据えた設計の質が重要です。以下の4つのポイントを押さえることで、家族全員が快適かつ優雅に過ごせる外構空間を実現できます。


施工実績豊富な外構工事の専門家に依頼する

外構工事を依頼する際は、業者の施工実績を確認することが重要です。実績豊富な業者であれば、家族構成やライフスタイルに合わせた最適な提案を受けられます。バリアフリー外構に詳しくなくても、専門家に相談することで、デザイン性と機能性を兼ね備えた快適で洗練された空間を実現できます。


多くの業者は公式サイトに施工事例を掲載しているため、事前に確認すると安心です。単に設備を設置するだけでなく、住まい全体の美観や統一感を意識した工事が行われているかもチェックすると、相談時の参考になります。


介護する側の負担を軽減する上質な設備

バリアフリーは体の不自由な方のためだけでなく、介護をする側の利便性も考慮することが重要です。介護がしやすい環境を整えることで、家族全員が安心して快適に過ごせます。力の弱い方でも車いすを押しやすいスロープや、操作が簡単な昇降機、電動門扉などを取り入れることで、負担を軽減しつつデザイン性も損なわずに上質な外構空間を実現できます。


手入れの手間を減らす快適な外構設計

長く快適に使い続けるためには、メンテナンスのしやすさも考慮したバリアフリー外構が重要です。雑草の処理や床面の掃除が頻繁に必要な外構は、介護する側の負担も増えてしまいます。人工芝の採用や耐久性の高い素材選びなど、長期間安心して使える工夫を取り入れることで、快適かつ上質な外構空間を実現できます。


介護の必要性に合わせた外構リフォーム

住宅を新築する際に、将来を見据えてバリアフリー外構を検討するのは賢明ですが、施工のタイミングも重要です。介護がまだ必要でない段階で手すりやスロープを設置すると、かえって生活動線の妨げになることもあります。また、昇降機や電動門扉も、将来的により高機能な設備が登場する可能性を考慮して選ぶと安心です。


近い将来、介護が必要になったタイミングで外構工事を行うことで、家族の暮らしやすさを最適化しつつ、デザイン性も損なわない柔軟な空間を実現できます。


機能美とデザインを兼ね備えたバリアフリー外構の施工事例

バリアフリー外構の施工例は多岐にわたり、利用者の状況やライフスタイルに応じて最適な設計が異なります。家族構成や暮らしのニーズに合わせ、機能性とデザイン性を両立させた外構工事を選びましょう。


手すり設置で転倒を防ぐ安心で安全な外構

バリアフリー外構の中でも、手すりの設置は比較的手軽で効果が高いのが特徴です。外構の段差部分に手すりを設けることで、上り下りの負担を軽減できます。加齢に伴い足腰や骨が弱くなると、転倒時のリスクは大きくなり、回復にも時間がかかります。手すりを取り入れることで、転倒の危険を抑えつつ、ご高齢の方も安心して玄関や庭への出入りを楽しむことができるでしょう。


引き戸門扉でスムーズに出入りできる快適な外構

門扉は、住まいのセキュリティ確保に欠かせない要素です。引き戸タイプを採用することで開閉が簡単になり、介護する側・される側の負担を大幅に軽減できます。こちらの施工事例では、引き戸門扉とゆったりした駐車スペースを組み合わせ、車いすの出入りや介護用品の運搬がスムーズに行える設計となっています。安全性と利便性を両立させた快適な外構の一例なので、ぜひ参考にしてみてください。


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スロープ設置で安全性と快適性を叶えた外構

階段がある玄関にスロープを設けることで、車いすでの出入りが格段にスムーズになります。スロープの設置時には、デザイン性だけでなく実際の使い勝手も重視することが大切です。素材や幅、角度を工夫することで、車いすを操作する側も快適に利用できます。こちらの施工事例では、外構デザインを損なわずにスロープを取り入れ、利便性と美観を両立させています。


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屋根・カーポートで雨の日も快適な外構

駐車場やスロープ周辺に屋根やカーポートを設置することで、雨の日でも車いすの移動がスムーズになります。屋根やカーポートは外構の印象を左右するため、機能性だけでなくデザイン性や配置場所にも配慮することが大切です。快適な動線を確保しつつ、住まいの雰囲気に調和するおしゃれな外構を目指しましょう。


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滑りにくい素材を採用し安全性を高める外構

バリアフリー外構では、床材の滑りにくさも重要なポイントです。車いすのタイヤはわずかな傾斜でも滑りやすく、大きな事故の原因になりかねません。機能性とデザイン性の両立を目指す場合は、スタンプコンクリートなどの施工が最適です。水はけを考慮して高さや勾配を工夫することで、安全で快適な外構空間を実現できます。


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まとめ

ご高齢の方や体の不自由な方と同居する際、バリアフリー外構は安心・快適な暮らしに欠かせません。国や自治体の助成金制度を活用すれば、さらに快適で安全な外構設計を実現することも可能です。また、機能性とデザイン性の両立には、信頼できる外構工事業者に依頼することが重要です。吉村建設の外構ブランド「フルフィルガーデン」では、素材選びから細部の仕上げに至るまで、職人の技と高品質な施工で、住まい全体を唯一無二の空間に仕上げます。機能美とデザインを兼ね備えた外構工事を叶えたい方は、お気軽に当社までお問い合わせください。

 
 
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