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​コラム

ペットと過ごす上質な庭づくり!心地良さと安心を叶える外構の工夫

  • yoshimura821
  • 8月6日
  • 読了時間: 7分

更新日:8月19日

大切な家族の一員であるペットと、より豊かで心地良い時間を過ごしたい方もいるのではないでしょうか。愛犬や愛猫との快適な暮らしを叶えるためには、住まいだけでなく外構空間を工夫することが大切です。庭は、ペットにとって自由に動き回れる遊び場であり、飼い主にとっても癒しのひとときが生まれる特別な場所となるでしょう。この記事では、愛犬や愛猫がのびのびと過ごせる上質な庭づくりのポイントをご紹介します。


ペットと過ごす庭が育む心と体の健やかさ

散歩や室内でのふれあいに加えて、自然の光と風を感じながらペットと過ごす時間は、家族の絆をより深めてくれます。なかでも、プライベートな空間である庭は、ペットにとって自由に動き回れる安心の遊び場であり、飼い主にとっても心癒される場所になるでしょう。


庭で過ごすことで、ペットにもさまざまなメリットが生まれます。太陽の光を浴びることで、脳内に”幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンが分泌され、気持ちが安定したり、睡眠の質が高まったりします。さらに、日光によってビタミンDが生成され、免疫力の向上にもつながるため、ペットの健康を大切にした暮らしの実現が可能です。


また、足腰を使って庭を歩くことで、子犬にとっては成長のトレーニングに、シニア犬にとっては筋力維持に役立つことにつながるでしょう。さらに、紫外線による皮膚の殺菌作用でノミやダニの予防にも効果的です。


ペットと飼い主が庭で一緒に過ごす時間が増えれば、コミュニケーションの機会も自然と増え、ペットの安心感が生まれます。家族全員にとってペットと過ごせる庭があることは、心地よさと健やかさをもたらしてくれるプライベート空間です。


ペットの快適性を考えた庭の床材選びの工夫

愛犬や愛猫が自由に遊び回れる庭をつくるうえで、地面の素材選びはとても重要なポイントです。足元の心地よさは、ペットの動きや健康に直結します。代表的な床材の特徴を押さえておきましょう。


天然芝

クッション性に優れた天然芝は、ペットの足腰にやさしい素材です。夏は地面が熱くなりすぎず、冬場も底冷えを軽減できるため、一年を通して快適に過ごせます。季節によって芝の手触りや匂いも変わるため、感覚を刺激する環境としても魅力的です。ただし、水やりや芝刈りなど、日々のメンテナンスには一定の手間がかかるため、庭のお手入れが好きな方におすすめの床材です。


人工芝

メンテナンス性を重視するなら、人工芝も選択肢の一つです。抗菌・防臭加工がされたタイプであれば、衛生面の不安も少なく、洗い流すだけで清潔さを保ちやすくなります。ペットがおしっこをしてしまっても、水でさっと洗い流せば臭いが残りにくく、衛生的に保てます。密度が高く毛足が長めのタイプなら、犬にとっては足腰への負担も少なく、快適な空間をつくれるでしょう。ただし、人工芝は素材によってはチクチクした感触になり、猫に好まれない場合があります。ペットに合わせて床材を選ぶことが、快適な庭づくりにつながります。


ウッドチップ

天然素材にこだわる方には、ウッドチップもおすすめです。杉やヒノキなどの木材を細かく加工したチップは、地面に直接敷くことで足元をふわっと包み込み、犬の足腰への負担を減らせます。においを抑える効果や雑草が生えにくいことも、メリットの一つです。ただし、時間とともに自然に還るため、定期的な補充が必要です。ペットの性格や活動量、ご家庭のライフスタイルに合わせて、最適な床材を選びましょう。


ペットと快適に過ごす庭づくりのためのポイント

愛犬や愛猫が安心して、のびのびと遊べる庭を実現するには、フェンスや床材、ペットの清潔を保つための設備選びが不可欠です。住まいの趣や環境に調和しつつ、ペットの安全と快適さに配慮した素材・形状を選ぶことが、上質な庭づくりの要となります。


ペットスペースは確かな安全性を持つフェンスで囲う

ペットが自由に庭を走り回るためには、自宅敷地内であってもフェンスの設置が必須です。隙間があったり、フェンスの高さが不十分だったりすると、ペットの思わぬ飛び出しや脱走の危険性が高まります。


特に猫は、身長の約4〜5倍のジャンプ力を持つため、最低でも高さ1.7m以上のフェンス設置する必要があります。犬の場合も、体格と運動能力に応じて、乗り越えられない高さのフェンスをを設置しましょう。


さらに、フェンスの隙間幅はペットの体格に合わせて配慮する必要があります。特に猫は、小さな隙間からも脱出できるため、頭が通る大きさの隙間は避けることが重要です。これからペットを迎えるご家庭は、安全性を重視したフェンス設計を早めに検討し、安心できる環境づくりを心がけることが大切です。


ペットに合わせたフェンスの形状・材質選びが重要

フェンスには、ざまざまな形状と素材がありますが、ペットの安全を最優先に考えた選択が欠かせません。たとえば、縦格子のフェンスはペットが足をかけにくいため安全ですが、金属製のネットフェンスやラティスは足掛かりが多く、特にジャンプ力の高い猫には不向きです。


また、神経質なペットには視線を遮る目隠し効果のあるタイプがおすすめです。ただし、快適性を保つためには、風通しを妨げない程度の隙間を確保する必要があります。


材質面では、天然木は自然な風合いが魅力的でしょう。ただし、天然木は定期的なメンテナンスが必要となったり、ペットが噛んで劣化したりするリスクもあります。一方で、アルミやスチール、樹脂製フェンスは、耐久性に優れメンテナンス負担が少ないのが特徴です。


ペットの安らぎスペースとしての日当たりの良いウッドデッキ

日差しの柔らかなウッドデッキは、ペットのくつろぎと日向ぼっこに最適なスペースです。ウッドデッキの素材には天然木と人工木があります。ペットの安全性を考慮するなら、ささくれの心配が少ない人工木がおすすめです。


また、夏季の強い日差し対策も欠かせません。樹木の植栽やパラソル、オーニング、サンシェードを設置し適度な日陰を作り、ペットを熱から守る快適な環境を整えましょう。


ペットの手足を清潔に保つ専用洗い場の設置

庭遊びや散歩の後、屋外で手足を洗える洗い場があると便利です。シャワー付きの水栓があれば、汚れたペットを室内に入れる前にサッと洗い流せるため、衛生面での負担の軽減につながります。深さを確保した洗い場なら、夏の水浴びにも最適です。


床材は汚れや水はねが目立ちにくく、お手入れが簡単なものが望ましでしょう。天然石やレンガ、枕木の質感を忠実に再現したスタンプコンクリートは、美観と機能性を両立します。洗い場を上質に設計すれば、庭全体のデザイン性も一層引き立ちます。


ペットも家族も心地良い快適な庭の施工実例

ペットと安心して過ごせる庭をつくるためには、安全性とデザイン性の両立が欠かせません。ペットがのびのびと過ごせる工夫、ご家族のライフスタイルに寄り添った外構づくりをするためにも、暮らしに寄り添ったリアルなアイデアを参考にしてみてください。


ワンちゃんが元気良く駆け回れるお庭

ワンちゃんがノーリードで安心して遊べるように、敷地をぐるりと囲うフェンスを設置したお庭です。広々とした芝生スペースに加えて、リビング側には石目調のスタンプコンクリートを施工し、バーベキューや家族団らんのスペースとしても活用されています。ペットも人も心地良く過ごせるように、動線やスペース配分にこだわった外構が特徴です。


施工事例は以下をご覧ください。


人工芝がやさしく包むペット想いのお庭

安全性と見た目の美しさを両立した、シンプルでスタイリッシュなお庭です。床には抗菌・防臭加工が施された人工芝を敷き、ペットの足腰への負担、泥汚れや虫の心配を減らしています。さらに、リビングからスムーズに庭へ出られるようにステップを設置し、日々のお手入れや移動もしやすい工夫をしています。枕木を使った個性的な玄関アプローチも、外構全体のアクセントになりました。


施工事例は以下をご覧ください。


まとめ

大切なペットと心地よく過ごせる庭は、家族にとってかけがえのない癒しの空間です。安心して自由に遊べる庭があれば、運動不足やストレスの軽減にもつながり、健やかな暮らしをサポートできます。当社では、ペットの性格やご家族のライフスタイルに寄り添った外構デザインをご提案しています。安全性と快適性、そして美しさを兼ね備えた空間づくりをお手伝いしますので「ペットも家族も心地良く過ごせる庭をつくりたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 
 
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