美しい新築を完成させたい!外構工事を始める最適なタイミングとポイント
- yoshimura821
- 6 日前
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新築を建てる際、どうしても外壁や間取り、内装に意識が向きがちです。しかし、外構も住まい全体の印象を左右する大切な要素といえます。玄関まわりや庭のあり方は、暮らしの動線や使い心地にも関わるため、建物本体とあわせて計画することで、より快適で美しい住まいが実現します。また、門扉・アプローチ・庭などは、防犯性やプライバシー、資産価値にも大きな影響を与える重要な要素です。この記事では、新築時に考えておきたい外構工事の基本と失敗を避けるためのコツ、計画を始めるタイミングについてわかりやすくご紹介します。
外構工事はいつ考えるべき?理想のタイミングとは
新築の外構工事は、建物の完成直後に着手するのが一般的です。ただし、理想の外構を実現するためには、家づくりと同時進行でプランを練ることが大切です。アプローチや庭、駐車スペースなどの配置は、建物の間取りとも深く関わってきます。家と外構が調和してこそ、美しく暮らしやすい住まいが完成するといえるでしょう。
門扉やアプローチ、庭や駐車場の配置などは、建物の間取りや生活動線と密接に関係しています。先に間取りを決めてしまうと「車の出し入れが不便」「植栽スペースが確保できない」など、外構にしわ寄せがくる可能性もあります。
また、外構は単なる飾りではありません。防犯性やプライバシー、生活効率にも影響を与えるため、外交は家族の安心を守る重要な工夫です。たとえば、外部からの視線を遮るフェンス設計や、裏口への不要な導線を遮断する配置なども、防犯性やプライバシー、生活効率を高める工夫といえます。
さらに、職人のスケジュール調整や資材調達の都合から、建物完成後に慌てて外構工事を始めると、引き渡し時に駐車場や門柱が未完成で暮らしに支障が出ることもあります。
建物の設計段階から外構のプランを共有し、住まいと外構のスケジュールを同時に立てておくことが、ストレスのない新生活への第一歩となります。
住まいの印象が変わる4つの外構デザイン
外構は、建物そのものと同じように、暮らしの質や美しい佇まいを映し出す重要な要素です。どれほど建物本体が美しく設計されていても、外構の完成度が低ければ、全体の魅力は半減してしまいます。
美観性だけでなく、プライバシー性や防犯性、資産価値などを高める外構デザインを選ぶことが大切です。ここでは、代表的な4つの外構スタイルをご紹介します。
オープンガーデン
オープンガーデンは、門扉や塀を設けず、あえて街や自然とつながるようにデザインされた開放的な外構です。風や光をたっぷり取り込むことができ、ゆとりある佇まいが魅力です。
一方で、視線が抜けやすい分、プライバシー確保の工夫が必要となる点に注意しましょう。植栽や意匠性の高いパネルなどで緩やかに目隠しを施すと、開放感とプライバシーの両立ができるでしょう。
クローズドガーデン
クローズドガーデンは、敷地をしっかり囲い込み、プライベートな空間を確保するスタイルです。外部からの視線や侵入を防ぎつつ、上質な重厚感を演出できます。外部からの視線や侵入を遮断し、プライベート性と防犯性を高める設計が魅力です。
ただし、囲いすぎると圧迫感が出るため、門壁や塀の高さや素材を工夫しながら、空間に抜け感を持たせるのがポイントです。
セミクローズドガーデン
セミクローズドガーデンは「見せる」と「隠す」をバランスよく組み合わせた外構デザインです。たとえば、道路側は開けつつ、玄関や隣家との境界には目隠しを設置することで、心地よい開放感とプライバシーの両立ができるでしょう。
植栽やエクステリアの素材によって季節感や彩りを取り入れられるため、設計の自由度が高く洗練された外構を形にしたい方に最適です。
イングリッシュガーデン
イングリッシュガーデンは、自然との調和を大切にした外構デザインで、華やかで温かみがあるのが魅力です。色とりどりの草花や樹木をバランス良く配置することで、手を加えすぎない心地よさが生まれます。歩くだけで季節の移ろいを感じられる庭は、日常の癒しにもつながるでしょう。
定期的なメンテナンスは必要ですが、暮らしの質を高めるひとつの楽しみになるのではないでしょうか。
それぞれの外構スタイルには異なる魅力があり、ご家族のライフスタイルや地域の景観とも深く関係してきます。どのような空間で過ごしたいかを軸に、理想の外構デザインを選びましょう。
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外構工事で後悔しないための4つのポイント
外構工事は、住まいの美観だけでなく、暮らしやすさや防犯性、プライバシー、さらには住まい全体の資産価値にまで関わる重要な要素です。しかし、建物の設計や内装に意識が向きすぎると、外構の計画が後回しになってしまうケースは少なくありません。ここでは、後悔しない外構づくりのために押さえておきたい4つの視点をご紹介します。
1. 外構工事の費用を新築の計画に最初から組み込む
新築計画の中で、外構工事の費用をあらかじめ確保しておくことが重要です。建物本体や土地の費用にばかり意識が向くと、外構工事の予算が後回しになり、結果的に理想から遠ざかる仕上がりになってしまうこともあります。
実際、住宅にかかる費用は「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」の3つに分けられますが、外構工事は付帯工事費に含まれる大きな要素です。外構工事の予算を確保しないまま話を進めると、玄関アプローチやポスト、目隠しフェンスなど生活に欠かせない部分が簡素な仕上がりになるリスクも高まります。建物計画と並行して予算を明確にし、外構の必要経費を前提条件として組み込んでおくことが重要です。
とくに駐車場や門まわりは、引っ越し初日から使用することになるため、外構工事の計画は建物と同時進行で行うのが理想です。見積もりの段階で外構工事の費用の内訳が明確になっているかどうかも、しっかり確認しておきましょう。
2. 外構工事の優先順位を決める
外構には理想を詰め込みたくなるものですが、すべてを叶えようとすると予算が膨らみ、設計のバランスも崩れやすくなります。だからこそ、何を一番大切にしたいかを明確にしておくことがポイントです。
たとえば、玄関まわりの素材感やデザインにこだわるなら、フェンスや駐車場はシンプルに抑えるなど、全体にメリハリをつけて調整すると良いでしょう。小さなお子さまがいるご家庭であれば、階段よりもフラットな動線を優先するなど、安全面も視野に入れた判断も必要です。
「後から追加できる部分」と「今しか施工できない部分」を切り分けてプランを立てることで、満足度の高い設計に近づけることができます。必要な機能性と美意識の両立こそが、満足度の高い外構につながります。
3. デザインだけでなく動線まで考えて計画する
外構工事の満足度を左右するのは、デザイン性だけではありません。大切なのは、毎日の暮らしにおいて、動線がスムーズに計算されていることです。見た目にこだわっても、使いにくければストレスになるでしょう。
注目したいのは、以下の4つの動線です。
・門から玄関までのアプローチ
・駐車場や駐輪場から玄関まで
・室内から庭やテラスへの動線
・ゴミ出しや荷物の出し入れルートなどの生活動線全般
これらを踏まえた外構設計にすることで、日々の動きがスムーズになるだけでなく、見た目の美しさにも余裕が生まれます。
また不審者の侵入経路を遮断する設計や、外部からの視線を適切に遮る工夫も重要です。外構は、見せるためだけの空間ではなく、家族を守るための機能空間でもあることを意識しましょう。
4. お手入れの負担を考えて植栽スペースを決める
植物や芝の緑に囲まれた外構は魅力的ですが、手入れの手間もかかります。時間や体力に余裕がある方でなければ、維持が大きな負担になることもあるでしょう。
たとえば、天然芝や植栽は定期的な水やり・刈り込み・肥料管理が必要ですが、人工芝やタイル敷きに変更することで、見た目の美しさと維持のしやすさを両立できます。天然木のデッキを選ぶ場合も、防腐処理の必要性などを理解したうえで判断すると良いでしょう。
植栽の数を絞ったり、人工芝やタイル舗装を取り入れたりするだけでも、管理の手間を減らせます。ガーデンファニチャーを設置するテラスを取り入れることで、空間全体に洗練された雰囲気を加えることも可能です。
お手入れを楽しみとして捉えられるかどうかを基準に、ライフスタイルに合った設計を取り入れることが、長期的な満足感につながります。
理想の外構づくりを実現する業者選びのコツ
理想の住まいを完成させるうえで、外構工事を任せるパートナー選びが重要です。施工の腕があることも重要ですが、美しさや機能性、防犯性、動線設計などを総合的に提案できる、経験豊富な業者に依頼しましょう。
まずは、3〜4社ほどから相見積もりを取り、費用や提案の質を比較しましょう。注目したいのは、見積書の明瞭さです。たとえば、測量費・土工事・重機の運搬費・現場管理費など、外構工事にかかる細かな内訳がきちんと記載されているかどうかが判断のポイントです。
一方で「外構工事一式」とざっくり書かれた見積書では、どこにどれだけ費用がかかっているのかが見えづらく、後々追加費用が発生する可能性もあります。見積書の内容に不明点がある場合は、必ず確認し、曖昧な回答をする業者は慎重に見極めましょう。
また、外構は機能性だけでなく、住まいの美しさを引き立てるデザインの質も大切な要素です。デザインの選択肢が豊富で、住宅の雰囲気や敷地の条件に応じて柔軟に提案できる業者なら、唯一無二の空間をつくりやすくなります。
過去の施工実績を確認し、仕上がりの雰囲気やデザイン傾向がご自身の感性に合うかもチェックしておくと安心です。美意識と機能性の両立を前提に、ライフスタイルや価値観に寄り添ってくれる業者こそが、末永く信頼できるパートナーとなるでしょう。
まとめ
外構は、新築の間取りや外壁とあわせて事前に計画しておくことが大切です。新築の完成と同時に外構も整っていれば、入居した日から快適な暮らしをスタートできるでしょう。吉村建設では、高松市・丸亀市を中心に、上質な外構工事を数多く手がけてきました。和風・洋風を問わず、住まいの魅力を引き立てるデザインをご提案しています。暮らしの質をさらに高めたい方、家全体の完成度にこだわりたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。